2007年10月15日月曜日

不耕起米収穫祭










10月13日は、とうとう結いの田うじ不耕起米収穫祭です。この日の天気は、雲が少しあるものの、稲刈りなどの作業を考えると、かえってよい日和でした。90人近くの参加者さんがお越しになり、用意した120匹のさんまも余ったのは、1匹だけでした。


今回の祭りのテーマは交流です。不耕起米づくりを通して、人と人がつながる場所を目指してこれまでやってきました。共生、食、こども、自然。これらのキーワードに関心をもたれる方、そしてこれまでにも縁があった方が、この祭りを通してさらに結びつきを強くする。そんなことを願いました。地域の共同作業所「ゆめハウス」さんからは出張カフェをお願いしました。


スタートは、団長さんの挨拶から。そして不耕起米や巨椋池、生き物のことが問題に出る不耕起クイズ。10問出ましたが、結いの田参加者のそめこさんは、見事全問正解。賞品を手に入れました。全問正解者は2名でしたが、子どもたちもかなりの健闘をみせました。








クイズの後は、団長さんの指導のもと稲刈り。団長さんの周りにみんなが集まります。稲は親指を上にしてにぎって鎌で刈ります。親指を下にもつと怪我をした場合、大変なんですね。話しを聞くみなさんの表情も真剣です。1時間ばかりの稲刈りで、田んぼは大分広くなりました。











そしてとうとうお昼ご飯。不耕起米祭の定番、不耕起米おにぎり、豚汁、炭焼きさんまを食べます。どれもグルメな団長さんこだわりの素材を使ったものばかり。秋の空の下、みんなの幸せそうな顔がうかびます。










午後は、お茶っ人メンバーで構成されたとんでうるうる米米ビラまき隊の歌、京都文教大の馬場先生と愛知大のイサラーさんによるタイとインド楽器シタールの癒し系の演奏、そして同じく文教大の民音の会さんによる南米音楽がありました。








そして最後は、踊りです。民音の会さんの演奏とリードにあわせて、全員が輪になります。輪になって、音楽に合わせて手を叩き、そしてまた手をつないでまわる。団長さんのアンコールの希望にこたえてくれた民音さんの演奏で、みなさん踊りに踊りました。

今回の結いの田は、団長さんご一家の惜しみない応援と見守りのもと、学生たちが主体となって運営を行ってきました。足りない部分、反省する部分も多々ありましたが、素晴らしい参加者さんたちにも恵まれ、自分たちの力で祭りまでを実行するなかで、わたしたち学生も成長していく場をもらえました。心より感謝を申し上げます。この経験をまた来年にいかし、結いの田がさらにいい場所になるようにしていきたいと思います。みなさん、本当にありがとうございました!

2007年10月7日日曜日

稲刈り






10月6日(土)は稲刈りでした。雨が心配でしたが、お天気に恵まれ、ちょっと暑いぐらいでした。この日は、結いの田メンバーに加え、大阪のNPOこえとことばとこころの部屋(通称ココルーム)さんご一行やスタッフなべさん友人も参加されました。

稲をのこぎり刃つきの鎌でザクザクと刈るのが気持ちいいです。最初はちょっと稲が倒れている部分もあって少し手間がかかりましたが、そこが終わるとさくさくと進んでいきます。株がある程度の太さになると、ひもでしばり、丸太でつくった「はさ」にかけます。この日は、土曜日だったので来れない方もいたのですが、「子どもの運動会からちょっと抜け出して」とくうさんが後から顔を出してくれました。

作業は午前中で終了の予定でしたが、まだやってもいいという参加者さんの熱い気持ちに応え、田んぼにタープをたて、ご飯を食べて少し休憩し、鋭気を養います。仕事で午前中は来れなかった結いの田見守り隊長のレオンさんも、お昼ごはんに合流しました。

午後は、まだはさがけをしてない稲をくくって、とうとう完成!

秋の空は澄んでいます。